神流川金山沢右俣ー金山沢左俣   平成16年5月3日 晴れ

コース 上落合橋下6:50ー金山沢左俣(八丁沢)ー右俣ー1350m二俣8:00
ー狩倉岳尾根ー大笹ー10:00剣ヶ峰ー東岳手前鞍部ー八丁沢ー上落合橋

ゴールデンウイークの中日で明日の山菜採りイベントの
前にちょっと一本とやってきました。昨日は西沢の行者谷〜川胡桃沢をこなして、塩山駅で永沢さんと合流して昨夜は「出合の丘」で宴会をした。ここは自販機も無く人の出入りが少ないので野宿には最適です。5台ほど駐車しているが釣りか山の人たちのようです。朝早く上落合橋まで移動する。
両神山に登るご夫妻と頂上で「お会いできるかも」と挨拶して上落合橋下から八丁沢のゴーロに下りる。

落合橋をくぐり二俣で右俣に入ると直に水量比4:3の左岸枝沢がある。開けた明るいナメで気持ちがいい。1220m1:1の二俣は本流の右沢を行く。2段4mをヘツリながら超えるとナメの小滝が連続する。左に40mナメ滝を持つ枝沢が入ると、2段7mがあり、8m広ナメは右をヘツルが取り付きがすべる。
1280m左に枝沢が入ると沢床に大岩がある。滑りやすくて、這うようにして抜ける、この先は大ナメが続く。左に100m程のスラブ状ルンゼが入ると1350mで右にナメ滝の架かる枝沢が落ちる。1410mに右から枝沢が入る

1460mで奥の二俣となり、直ぐ下で会う枝沢とで三俣の感じもあるため迷うところです。迷った結果沢床の低い左沢を選択する。1550mでは右沢を詰めるとCS滝があり、その先壁のような滝が見えてきたので左の小尾根に上がる。
大笹から狩倉岳方向に5分ほど寄ったところに出た。
1550mで左の枝沢を上がると剣ヶ峰への登山道に直接出られた分けである。両神山山頂は満員で先の岩場で早昼食を取りながら展望を楽しむ。岩場にはアカヤシオの花が咲いていた。

剣ヶ峰から北側を巻くようにして八丁峠方向に向かい、前東岳付近で朝、挨拶したご夫婦にお会いした。東岳まで登り俯瞰で八丁沢への下降点と枝沢を観察する。
少し戻った鞍部から下降する。
落ち葉とガレの上部は傾斜が強く上りはかなり大変そうです。崩壊した岩が積み重なったところをからは浮石が多く、また倒木で塞がれた沢は歩きにくい。ナメの沢になると水量も僅かに見られるようになる。右またに比べて沢床が白く
きれいです。

登るには苦にならないナメでも下りるときは苦労する。
しりを着きながらずり落ちるところも有った。
15mと15mの2段滝は懸垂2回でクリヤーする。
更に2段30mも懸垂で下降、どちらも残置シュリンゲもあり確保点には苦労しない、あとはスラブのナメが連続で、注意しながら下りると、上落合橋に出る。

落合橋をくぐり右俣に入る

右俣のアスファルトのようなナメ

両神山は満員御礼

東岳から八丁沢を俯瞰する

八丁沢中流部